北海道は南国 8泊9日の北欧探訪記 -第三弾-
3/29~4/1 Oslo -Norway-
~叫び続ける~
こんにちは。高速バスのWi-Fi完備は限りなく詐欺に近いとついさっき知りました。
北欧探訪記最終章です。(ようやく)ここまで見てくださり、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
実はノルウェーには大学の同期で交換留学してる友達が。その同期の家に行くためにやって来ました。
しかし同期の住んでる場所は首都オスロではなく、クリスチャンサンド。
…どこ??
サンドとか、どこの砂だよって思ってましたが、どうやらここオスロからバスで5時間のとこらしい。
…5時間??
甘っちょろいですね。実は航空券などのチケットはかなり前から予約して安く行く自分にとっては、直前にとっても安く行ける夜行バスってあまり乗った経験がありません。(ゆとりですね)
というわけで、飛行機ではサービスのコーヒーを極力断り、眠気を作っとくことにしました。
さて、バスの時間まで少しあるのでオスロを回ってみましょう。
実際、あまり思い付かないんじゃないかなーって思います。(失礼)
自分もそうでした。
なんだよじゃあ探訪記書くなよ。飛ばせ。って思うかもしれません。まあまあ。
これから行くオスロ美術館にどうやら世界的に有名なものがあるらしいとのこと。
それを見てからにしましょう。
いかついおじさん警備員の横を掻い潜り、全部で約40部屋ある広い美術館の一室。
なにやらそこだけ人が多い。
近づいてみると、あの叫んでる人がいました。
そう、有名なエドヴァルド・ムンクの「叫び」です。
ムンクの叫びってよく言われますよね。本当のタイトルは「叫び」だけです。しかも意外とでかいです。1畳の半分くらいあります。
美術の教科書とか色んなテレビに出てくるモナリザ並みに有名なムンクの叫び。絶妙な色使いとか退廃的な印象を受ける作品です。絶対書いた人頭イってます。
あ、ちなみにですね叫んでるのはこの真ん中に書いてある耳押さえてる人じゃないんですよ。
「叫び」っていうのは、「自然を貫く果てしない叫び」なんです。
…
何言ってんだこのやろう♪(^^
すみません。ちゃんと説明します。例えば、海が荒れてる時とか。どしゃ降りの雨が落ちる音が森のなかでこだますときとか。そういうときってすごい大きな音しますよね?その音ってのはまるで自然が唸ってる、つまり叫んでるとも形容できます。
絵の中の耳を塞ぐ人物は、その自然の咆哮、「叫び」に対して恐怖や不安から耳を塞いでるんですね。
なんて紛らわしいんでしょう。
…とか絵にケチつけちゃだめですよね。
ムンクの「叫び」は実はシリーズで、その内の1点はオークションで96億円で落札されたこともあります。
96億円って具体的に言うと、東京タワーが建設費がだいたい30億円なんで3本作れちゃいます。世界にはすごい金持ちがいますね。
さて、美術館も長居したのでそろそろバスの時間です。これから5時間の苦行が始まります。
ではクリスチャンサンドにつくまで、また次回。
↓次作