ヨーロッパ旅行知恵袋

ヨーロッパで鉄分補給。

欧州留学する鉄道好きな大学生。陰キャ。旅行で見つけた情報や雑談をつぶやいてます。

危ない?移民のテロ?ミュンヘンの治安って実際どうなの??(体験レポート)

こんにちは。esteykunです。

 

今回はドイツ、ミュンヘンに行ってまいりました。(白ソーセージ食べたすぎました)

 

 

さて、気になるのが治安。

 

色々なブログなどで、ミュンヘンの治安についてはかなり意見が分かれているところですが、実際(2018年4月)どうだったのか分析してみます。

 

  

1. ミュンヘンの概要 

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ミュンヘン。どっちかというとドイツでも最強で誉れ高いサッカーチーム、バイエルンミュンヘンのホームシティとして思い出す人が多いかと思います。(W杯は本当どうなりますかね)

 

この、「バイエルン」とはドイツの州の名前であり、ミュンヘンはこの州の州都でもあります。人口140万のドイツでは3番目に大きい大都市。また、1972年にはオリンピックが開かれたことでも有名ですよね。

 

 

2. どこが危ないと言われているの?移民の影響は? 実際の感想

 

ミュンヘンは日本の外務省の掲載しているその地域の危険度を示す危険情報レベルの中にはランクインしていません。(ドイツの都市はほぼランクに掲載されてない)従って、比較的安全な地域であると言えます。

 

もちろん、では日本と同じレベルで考えたらいいかというとそうもいきません。

 

例えば、2014年各州刑事庁犯罪統計によると、人口10万にあたりの犯罪発生件数は、ミュンヘンでは5,164件であるのに対し、日本では954件です。犯罪発生数の差は約5倍もあります。

 

観光客が特に犯罪に巻き込まれやすいのは、主に「Munich Hauptbahnhof (ミュンヘン中央駅)周辺」「Schillerstraße  (シラー通り)」が主な箇所です。

 

 

要するに、犯罪が多い場所に共通するのは「人が集まりやすい場所」なんですね

 

 

では、それぞれの場所の説明を実際の感想も交えていきます。

 

 1.  Munich Hauptbahnhof (ミュンヘン中央駅)周辺

 

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おそらくミュンヘンに来る際は必ず利用するであろう、ミュンヘンのメインターミナル駅です。

 

長距離特急ICEや、近郊列車Sバーン(S Bahn)、地下鉄(U Bahn)、トラムなどミュンヘンの主要交通機関が集中しています。

 

よくSバーンUバーンを混同して書いてる人がいますが、Sバーンは赤色のミュンヘン近郊を走る通勤電車で、U(Untergrund)バーンは地下鉄です。(英語でUndergroundって言いますよね!)

 

交通機関の乗り方はこちらで紹介しています。

 

 

 

実際に自分も駅の外や中で、たむろする移民のような人々や物乞いを目にしました。

 

 

まず、基本的に駅のように人が集まるところではスリや置き引きには注意する必要があります。

 

 

また、急に道などを訪ねてきて注意を逸らしてる間にカバンやポケットから財布やスマホを抜きとることもあります。

 

 

さらに、駅において危険なのが切符を購入するとき

 

 

ミュンヘンに限らずヨーロッパの駅で流行っているのが、観光客などが切符の券売機の前で買う切符がわからずもたもたしてると、移民風の人(男女問わず)が近づいてきて「手伝ってあげるよ!」と、画面を操作してその見返りとしてチップを要求してきます。

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しかしこれは、ミュンヘンに限らずヨーロッパを旅行する上ではどこにいっても注意しなければいけないことです。

 

自分は二人での旅行でしたが、ハンブルクで上記のような経験があり警戒してたからか声をかけられることはありませんでした。

 

幸いにもミュンヘン中央駅に限らず、SバーンUバーン(地下鉄)の駅にはありがたいことに券売機に日本語表記があります。(しかも珍しく表現や文法が合ってる)

 

そのため自分の買う切符の種類が分かっていれば迷いはしないと思いますし、仮に声をかけてきても「日本語だから大丈夫」と言えます。犯罪者には毅然と臨まないといけませんね。

 

 

2. Schillerstraße  (シラー通り)

 

シラー通りは ミュンヘン中央駅南東にある通りの名前です。下の地図が大体の位置です。

 

 

シラー通りは、東京で言えば歌舞伎町、福岡なら中洲、札幌はすすきのといったところでしょうか…要は繁華街です。

 

しかしながら、地図を見てお気付きのように、Booking.comやExoediaなど多く利用されている予約サイトに登録されているホテルが数多くあります。(実際友人もこの通り近くのホテルに宿泊していました)

 

昼間は人通りの多い通りですが、夜になると風俗街となり、客引きのお姉さんなどがたむろしてる怪しい場所になります。

 

自分もこの周辺のホテルに友人を迎えにいきましたが、薄暗く、移民の人も多く、さらには酔っ払いも徘徊していたりと夜の治安はお世辞にもいいと言える場所ではありません。夜間はこのエリアに近づかない方がいいでしょう

 

前述したようにこの周辺はホテルがたくさんあるので、もし心配な方はしっかりと自分の宿泊するホテルの位置を確認するのがよいでしょう。

 

 

 

3. 移民の影響

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ニュースで耳にすることが多いと思いますがヨーロッパは移民の流入が社会問題となっています。

 

ドイツは移民受け入れを推進している国のため、他のヨーロッパ諸国より外国人の割合が多いです。

 

しかし、2016年にはミュンヘンで両親が移民でイラン人の男性が、ショッピングモールで銃を乱射し9人が亡くなる事件も発生しています。

 

このような事件が報道される中では、やはり旅行に際して心配することが多いと思います。

 

2017年のミュンヘンの外国人人口の内イラク人は12154人、トルコ人が37998人となっています。人口比的には約4%です。

 

実際に街中(特にケバブなどのトルコ料理店や中央駅周辺)にも、イスラム系の移民の人々を多く見かけます。しかも、移民の中にもレストランで働いたりと職がある人もいれば、コップを持って物乞いとなっている人まで様々。移民の中にも格差があります。

 

しかし、個人的な感想としてはミュンヘンハンブルクより、移民数も少なく乞食の数も少ないと感じました。

 

もちろん、夜間は極力外出を控えて日中に行動したことも要因だと思います。

 

 

しかし、逆に言えば旅行上の最低限の注意を払っていれば移民が約4%いると言ってもそこまで警戒する必要もないのではないかと思います。

 

 

3. 犯罪対策は?どうすればいい?

 

ミュンヘンは上で述べたように、最低限の注意を払えば治安に関してそこまで不安がる地域でもありません。旅行を楽しむためにも、以下のリンクに自分なりの犯罪対策を書いています。よかったら参考にしてみてください。 

traveleurope.hatenadiary.jp

 

また、その他にも警察署や領事館の位置を確認しとくのも有効でしょう。

 

ミュンヘンならば、ミュンヘン市警察本部(Polizeipräsidium München)や、ミュンヘン市警察第11分署(ミュンヘン旧市街を管轄)、ミュンヘン市警察第16分署 (ミュンヘン中央駅を管轄)といった大きな警察署に行くことをお勧めします。

 

また、在ミュンヘン領事館のページに被害にあった時に、被害届のPDFファイルや犯罪発生状況などの資料も見れます。以下にリンクを貼ります。

Japanisches Generalkonsulat München

 

 

 

さて、いかがでしょう?

 

ミュンヘンは白ソーセージや地ビールなど、美味しい食べ物や個性的な博物館のある地域です。せっかくの旅行を楽しむためにも、最低限の注意を払って観光しましょう!!

 

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それでは、楽しいご旅行を!!

TRAVELIST by CROOZ