変態紳士の国 〜 イギリス旅行 1 〜
-食事に魔法をかけて- Day1
こんにちは。さっきチケット買ってくれとカモられそうになったesteykunです。
これまで北欧、ドイツと回ってきたことを書いてきました。色々と見てくださり本当にありがとうございます。おかげで睡眠時間削っても書くモチベーションがつきます。
今回は第三回目としてイギリスに行ってまいりました。イギリスって正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」っていうめっちゃ長い名前です。
しかも「イギリス」なんてどこにも入ってません。
なんでじゃあジャパニーズはイギリスと呼ぶかと言うと、16世紀にポルトガルとの貿易をした時に、ポルトガル人がイングランドのことをInglez(イングレス)と呼んでいました。
で、そのままそれが元になって「イギリス」になったんですね。しかも、ウェールズとスコットランドと北アイルランドは名前的には含まれていません。
だから英語でイギリスっていっても通じません。(たぶんスコットランドの人に怒られます)Britenって言いましょう。
自分はこれが初めて行くイギリスです。オーストリアからは飛行機で2時間ぐらい。
イギリスって、色々なイメージがありますよね?みなさんは何を思いつきますか?
紅茶、アフタヌーンティ、フィッシュアンドチップス、ロンドンアイ、パブ、ビートルズ、鉄道発祥の地など…
なんだか一見統一性がないくらい変態強烈な個性があります。
だから興味あります。イギリス。
では、紳士の国へご案内。
ロンドンはガトヴィック空港に降り立ちました。ロンドンといえば有名なのはヒースローだと思いますが、この空港はロンドンの南側にあります。
ここから鉄道に乗るのですが、ここでしっかりと鉄道を調べ忘れるという痛恨のミス…
って、わけでもないんです。旅行者は基本ヒースローからロンドンに入るので、ガトヴィック空港は情報が少ないんです。人によってバラバラだったり、、
だから駅員に聞くことにしました。オーストリアと違って英語が使えるっていいですね。
自分はロンドンのヴィクトリア駅(Victria Station)に行きたかったので、「Travel Card」と言うのを買いました。
駅員曰く「これを使えば1日ロンドン中の鉄道、地下鉄、トラム、バスが全て使える。」とのこと。
やった!ありがとう駅員さん!
改札をくぐります。イギリスは日本と同じで切符を入れるとゲートが開きます。
次の列車は…3分後!?急いでエスカレーターを降り、赤い列車に乗りました。赤いといっても京急じゃありません。
車内は満杯でしたが、20分でロンドン・ヴィクトリア駅に到着しました。快適。
そしてホームから改札に向かい、チケットを入れ改札から出ようとしたその時、
ガシャーン
…( ゚д゚)エッ
なんで入れない…
何回入れても入らない…なぜ…
近くの駅員に聞くと、「君が乗ったのはGatvic Expressだろ。私鉄だからこの鉄道ではそのカードは使えないよ。」
は?なにその鉄道。
よくよく聞いてみると、ガトヴィック空港からビクトリア駅までは色々な行き方があり、自分の持ってる「Travel Card」は地下鉄やバスのみに使えるカードで、自分が乗ってきた赤い電車、Gatvic Expressは私鉄なのでこのカードに対応してないとのこと。
はぁ?なんでやねん。最初っから言えよぉぉぉ。
結局、追加料金を払って改札から出ました。イギリスは同じ線路なのに違う会社の列車が走ってるのです。山手線をJR九州のソニックが走ってる様なもんです。
いやらしいのは、そのせいで自分の買った切符が適応されない会社があるということ。同じルートを走っているので余計たち悪い。
みなさんもロンドンで乗る電車には気をつけてくださいね。
さて、今日は朝はやくから移動もあったので軽めの観光。地下鉄(Underground)に乗り、キングスクロス駅(Kings Cross)に。
あ、地下鉄はアメリカではSubwayですが、イギリスではUndergroundです。
あと、東京メトロや大阪メトロとかの「Metro」はフランス語です。
まあ鉄道豆知識は置いといて。
キングスクロス駅に着きました。この駅で有名なものといえば…アレですよね。
ハリーポッターでホグワーツ行き特急が発着する9と3/4番線です。見ての通りカートが壁にめり込んでいます。
独特な雰囲気でなんかおもしろうので、ロンドンに行ったらぜひ行って見てください。
あ、場所はすぐわかると思います。
こんな感じで人がたくさん集まってます。ハリーポッターストア。
もうハリーポッターへの肩入れがすごいです。
さて、そろそろお昼。お腹が空きました。
…イギリスのご飯。
はい。その辺のコンビニで買うのもなんなので、食べに行きましょう。
フィッシュアンドチップスです。
仮にもし万が一イギリスでフィッシュアンドチップスを食べる時、「Fish and Chips, please.」 っていっても通じません。
通じるかもしれませんが、なんの魚か聞いてきます。
実はフィッシュアンドチップスは魚の種類がものによって違います。一般的なのはタラ(Cod)です。だからタラのフィッシュアンドチップス注文の時は「Cod and Chips」って言いましょう。
他にも店にとってはハドック(Haddork)という白身魚やカレイ、エイ、サメまであります。
頼みたい時は魚の種類を指定して注文しましょう。じゃないと、「フィッシュアンドチップスください」ではペットショップで「犬ください」って言う様なもんです。
それから、チップスっていうのはフライドポテトのことです。イギリス英語って難しいですね。
それから本場ではビネガーをかけまくって食べる様です。自分をガンガンかけました。
では、いざ実食。
…
うん。まあ、はい。
普通です。見た通りの味。てか、脂すごい。どっちかっていうと衣はがして中身醤油で食べたいくらい。
脂で味覚がえらいことになりました。
しかもこのお店、店員さんがうさみみに口紅つけたおじさんだったりと視覚的にもえらい感じです。
でもとても親切でした。一つわかったのはフィッシュ&チップスはもう食べることはないだろうと言うことです。
で、もう日も暮れてきたのでイギリス文化の一つであるパブでビールを。
うん、いつも飲んでるオーストリアビールと違ってぬるいですね。慣れが必要ですねこれは。
では今回はこの辺で。この国の魔法にかかってしまうのでしょうか。
↓次作