BAのラウンジ入室を断られそうになった話。(ロンドン・ガトウィック空港)
こんにちは。esteykunです。今回はちょっと趣向を変えて海外での困って経験でも話そうかと思います。
先日イギリス旅行に行って参りました。
オーストリアに帰国する際に使ったのはロンドン・ガトウィック空港。有名なヒースローではありませんが、LCCなど欧州の各路線が発着する大きな空港です。ロンドン中心部からは最速達の鉄道で20分ほど。
さて、このガトウィック空港で自分は出発までの時間、BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)のラウンジで過ごそうと思っていました。自分はワンワールドのサファイア会員なので、その等級のラウンジが使えるからです。
ガトウィック空港のBAラウンジは、保安検査後にあるロビーの売店の間にある通路から入ります。さらにそこからエレベーターで一回上がった5Fにあります。
そうすると受付があり、左手側がファーストクラス用のラウンジで右側に自分の使えるワンワールドのサファイア会員などのラウンジがあります。
さあ、カウンターのおばさんに航空券とワンワールドのカードを見せます。最初はにこやかやおばさんの表情が航空券を手元の機械でスキャンすると一変、険しい顔つきに。画面には赤いバッテンマークが。嫌な予感。
「ソーリー、この航空券ではラウンジには入れないわ。あなたはBAのメンバーじゃないもの。」
…はぁ?
どういうことでしょう。確かに自分はBAのエグゼクティブクラブのメンバーではありません。しかし、ワンワールドの会員なら使えるはず、
esteykun「あの、一応ワンワールド会員なんですが、、なんで入れないんですか?」
BAのおばちゃん「エグゼクティブクラブのシルバーかゴールドランクじゃないと入れないのよ。残念だけどね。」
…一向に入れてくれません。もしかしたら自分が変な予約方法をしたからかもしれない、とか自分の落ち度を色々考えました。でも自分は入れるっていう確信がありました。
なぜなら、保安検査前のチェックインの際にBAのスタッフにサファイア会員のカードを提示してこれが使えるラウンジはあるかと受付の人に聞いていたからです。
そこでしかも「このカードならBAのラウンジに入れる」ってお墨付きを得ていました。
にもかかわらず、譲ってくれないおばちゃん。自分も入るのを譲りません。(朝早いからゆっくりしたいし)
ですが、自分の後ろにもたくさん人がいたのでその場は一回立ち去りました。
…
やはりおかしい。なぜ自分は入れないのか。カードの有効期限も切れてないし、そもそもワンワールドグループのカードでなぜ入れない。
受付に並ぶ人がいなくなったタイミングでおばちゃんを再急襲。
「あの、なんでダメなのかよくわかんないからもう一回説明してくれませんか?」
おばちゃんが「Because…」といいかけたその瞬間、年配の女性スタッフの方が。
そして自分のワンワールドカードを見るなり、
「ああ、彼は大丈夫よ。通してあげなさい。」
…えっ。この人1秒で判断したけど。
まさかスタッフでカードの扱いに差があるとがどうなってるんでしょう。
この一言で固まったのは自分だけではありませんでした。さっき追い出そうとしたおばちゃんもです。納得いかないらしく、年配の女性スタッフの方に詰め寄ります。
「どうしてですか?彼の航空券はスキャンするとバツが出るんですよ?入れないじゃないですか。」
すると、年配の女性。
「あなた航空会社の種別がBAのままじゃない。彼は日本航空のカードを持っているのよ。種別をJALに変えてもう一回スキャンしてみなさい。それにこのカード(自分の持ってるワンワールド会員のカード)があればここは入れるわよ。」
航空券のスキャン結果が表示される画面には確かに、赤いバツ(入室拒否)がついてます。しかし、そのバツの横の空欄にBAという文字が。
おばちゃんが年配スタッフの指示に従い、そのBAをJALに変更した結果、
緑色のチェックマーク(入室許可)になりました。
唖然とするおばちゃん。そして、「ソーリー」のいってラウンジに通してくれました。怒りのようななんとも言えない気持ちの自分。しかし朝から怒る気力もないので、そのままラウンジに入りました。
今回の話、まず前提として自分はJALのサファイア会員に相当するカード(グローバルクラブ)で航空券を予約しました。
そして自分は空港に予約したクレジットカードとワンワールドのメンバーカードを持って行きました。提示するのはメンバーカードの方。
その後自分はチェックインカウンターで航空券を発券してもらい、ラウンジへ行きました。
ここまでは特に問題ありません、てかなにも問題ないです。
問題はラウンジに入室する際の航空券の取り扱い方でした。
どうやら、航空券をスキャンする機械にはそのワンワールドカードを発行した航空会社の種別を入力する必要があるようです。航空券をスキャンすると、自動的に連動しているカードに行き着くのでしょう。
おばちゃんはこの時多くのラウンジ利用客と同じ、会社の種別をBAのままにしていました。
そのためJALで予約していた自分は当初拒否されたというわけです。種別をJALに変更して再スキャンすると入室許可が出ました。
あやうく、朝からごった返す空港で過ごす羽目になりそうでしたが今回学んだことは2つ。
・スタッフだからと行って全部正しいわけじゃない。
・諦めずに疑問点を残さず納得できるまで説明を求める。
海外旅行時は航空会社とのコミュニケーションも英語なので、つい億劫になってしまいますが、そうすると向こうのなすがままになってしまいます。しかし、向こうも人間。なにか勘違いしてるかもしれないし、まだ業務に慣れてない可能性もあります。その結果自分が不利益を被る可能性も出てきます。
英語がわかんなくてもそんなの気にしないでください。大切なのはいかに自分が納得できるかです。
小さなことでもこういうのを積み重ねると、もやもやっとどこか引っかかった状態になりあまり気分もよくありません。
だからこそ、そんな時は相手に気を使わず、「違うダロォォ!!」(某議員ではありません)って主張が大事です。特に欧米では。
別に向こうだって主張されて嫌な気はしません。そういう主張し合う文化ですから。そんなの慣れっこです。
自分の旅行を楽しむためにも、いうことは言いましょう。それが今回学んだことです。おばちゃん、ありがとう。
…あ、食べ物ですか?ガトウィック空港のラウンジはビールやワイン、ウィスキーなどの酒類全般、パン、ポテト、フレーク、フルーツミックス、ヨーグルト、ポテトチップスなどのスナックやジュースなどなかなか食べ物が充実してます。(正直イギリスで一番うまいご飯でした)
また席によってはコンセントとUSBポートがあるのでプラグがなくてもスマホの充電もバッチリです。もちろんWi-Fiもあり、飛行機の案内板に書いてあるコードを入力して接続します。人が多かったですがなかなか快適に使えましたよ。
というわけで最後は色々学べたイギリス旅行でした。皆さんも海外ラウンジの入室を断られそうになっても、慌てず確認を徹底してみてくださいね。
では、最後まで読んでくださりありがとうございました!