クォリティは物による。水の都とパスタのイタリア旅行(フュージョン編)
~まぜるな危険~
こんにちは。前回は水の都、ヴェネチアを巡りました。それでは次の目的地ミラノに向かいます。
特急列車で…といきたかったですが高かったので急行列車と普通列車を乗り継いで行くことにしました。男は黙って各駅停車です。
こちらが急行列車。イタリアらしく緑色が目印ですね。運行しているのはトレ二タリアという会社。英語だとTRANITALIAです。お気づきかとおもいますが、TrainとItaliaの造語です。単純ですね。
ここからミラノまでは5時間の旅。予定上はそうなっていますが、イタリアの鉄道は、国民のおおらかな気質を忠実に受け継いでいるため、時刻表を守らないことに定評があります。そのため実際はもう30分ほど余分にかかるとみてよいでしょう。
列車は30分遅れで乗り換え地点のベローナ駅に到着。ここから各駅停車に乗ります。さていざ乗って見ると、
くらい。くらいです。治安悪そう。しかも窓が手動式で開くようになっています。しかもゴミ落ちまくってるし。なかなか汚いですね。ここから3時間揺られるのを考えるとなかなか恐ろしいものがあります。まあ安いのにはそれ相応のリスクがあります。仕方ありませんね。
本を読んだり、スマホの写真を確認するなどありとあらゆる暇をつぶす方法を考えていると高い建物がみえてきます。終点、ミラノ中央駅です。すごいでかい駅です。天井が高い。それ以上に、壁一面のカルバンクラインのポスターが目を引きます。さすがファッションの街、ミラノです。しかしすでに時刻は7時。夜も遅いのとあまりお金を使いたくないので、スーパーで買った水とパンを持って今日はホテルに直行することにします。
悲しいことにミラノはスリ・置き引きなどの発生多発地域。観光客がよく狙われています。一眼レフ肩から下げてる自分なんて「I am traveler」と語ってるようなものです。駅は大変混雑しているので、皆さんもミラノではお手回品に注意しましょう。トラムに乗り、ホテルの近くにきました。ぶらぶら歩いていると、見慣れた文字が。
ん?三井?商社?不動産?
まあ、外国でよくある「なんちゃって」日本食レストランでしょう。数ある日本語から三井をチョイスするセンスはなかなかのものだと思います。実はヨーロッパの各都市でこの「なんちゃって」日本食を試してきた自分。パンと水の予定でしたが、せっかくなのでチャレンジしてみました。ブログのネタになりますしね。
店員さんに案内され、メニューを渡されます。厨房・スタッフふくめ全員韓国人でした。メニューはこんな感じ。
フュージョンレストランらしいです。なにをフュージョンさせるのでしょうか。韓国料理と和食のフュージョンなのか?
おおっと、しかしメニューに韓国料理がひとつもない。だが、パッダイ(タイの焼きそば)はあります。おいおいタイとフュージョンしてるぞ?しかも店内のBGMがBIGBANG。そこは韓国とフュージョンなのでしょうか。
寿司を頼んでみることにして、飲み物のページを見ると見慣れた名前が。
これはまさか日本のビールでしょうか。しかもアサヒが若干高い。あと、なぜに青島ビールもあるのでしょう。中国ともフュージョンしてます。
試しにアサヒを頼んで見ると、これが出てきました。
まさか異国の地で飲むことになるとは思いませんでした。しかしドイツビールの味が体に染み付いている自分。アサヒビールを飲んで薄いと感じてしまったあたり、すでに末期な気がします。そうしているうちにお寿司も運ばれてきました。
海に面しているからか、意外に美味しかったです。オーストリアと違ってサーモンばかりじゃないし。
寿司とアサヒスーパードライを堪能し、ホテルに到着。移動で疲れた体を休め、明日はいよいよミラノ市内の観光に行きます。ではまた次回。