ファン歴21年の自分が言いたい鉄道の本当に素晴らしいこと。
こんにちは。ようやくロンドンのご飯から解放されたesteykunです。
今回は大好きな鉄道のこれだけは絶対に譲れない。最高。という点についてかっこつけて書きます笑
今回はそれを中国の高速鉄道の面から書きたいと思います。
ん?別にヨーロッパ関係者ないじゃん って思う人もいると思いますが、そもそも中国の鉄道システムは欧州や日本のシステムや車両を「参考」にして組み合わせています。
しかもその欧州や日本の技術を元に自分で車両などを作り、海外展開もしています。 もはや中国は欧州や日本にとっての鉄道輸出国ではなくて競合になっているのです。
特に中国に先駆けて鉄道の海外展開していた欧州や日本からしたらたまったものじゃありません。
まず、欧州でもかなり話題となっている中国の路線拡大がどうなっているのかみてみましょう。
いつの間に。世界一の鉄道網。
世界で一番長い鉄道網を持つ国、それが中国です。
その総延長は約2万5000キロメートルです。もうめっちゃ多いですよね。
世界2位のスペインの高速鉄道網が約7776キロメートルですから。桁違いです。
Let's go to Hongkong
しかし2018年末までに中国は高速鉄道網をさらに延長しようとしています。香港に。
7年の歳月と約1兆1500億円を費やした壮大なプロジェクトです。
ここを走るVibrant Express(動感号)と名付けられた列車の最高速度は時速約350キロメートルで、電源とwi-fiを完備しています。
個人情報が心配な自分としては果たして、Wi-Fiを使うべきかは悩むとこですが。。
ここで問題になっているのが香港の自治です。 なぜ鉄道で自治が問題になるかというと、香港は「一国二制度」の元でほぼ国のような自治を認められているからです。
ちょいと難しい話になってしまいおますが、今回の鉄道は香港に直通するため駅に出入境管理所が作られることになります。
で、これの何が問題かというと、この施設は中国の法律が適応されるために香港の政治的自由の制限につながる可能性があることです。評論家の中には、これこそが中国の狙いだとも。
でも、これって飛行機でもあることですよね?なぜ鉄道だとさらに問題なのでしょう。
実は自分はこれこそが鉄道の面白いところだと思っています。
お待たせしました。鉄道の良さとは。
結論から言うと 「人の流れがより活発化する」 ことです。
鉄道って、お金さえあれば結構簡単に乗れますよね?車は自家用車を買わねばなりません。飛行機は空港に一旦行かなければなりません。
鉄道はバスや車よりも大量に人を運ぶことができ、しかも飛行機より気軽に乗ることができます。
今回の件で香港が恐れているのは飛行機より気軽に乗れる鉄道によって、人々の流動性が変化するからではないでしょうか。
前述したように、飛行機以上に人を輸送できる鉄道は人々の動きを変える。 それはもちろん香港の自治にも影響してくると思われます。
今回は政治的な要素が多かったですが、もしこれが他の地域ならばどうでしょうか。
人の流れを大きく変える鉄道には将来性もあるし、地域同士の交流も活発にできると思います。
こうやって、「線路」という目に見えるもので世界を繋ぎ、ことが地域同士の交流も活発にして世界平和に近づけるのではないでしょうか。
だから、自分は鉄道が好きなんです。
最後まで付き合ってくださりありがとうございました。