北海道は南国 8泊9日の北欧探訪記 -第ニ弾-
3/26~3/28 Stockholm -Sweden-
~魔女と日本とザリガニ~
こんにちは。人生初めて泊まったホステル(知らない8人くらいでワンルームシェアする型式の宿泊所)のシャワールームが公衆便所の匂いで萎えてます。
前回からトイレの話題で終わってトイレで始まって恐縮です。
気をとり直して、扉開けてストックホルムの町に出発しましょう。(bgm: 扉開けて ~アナと雪の女王より~)
ストックホルム市庁舎
前回、ストックホルムは北のヴェネチアと紹介しました。海岸沿いに位置しており、かなり入りくんだ地形で、町中に川が通ってるような印象です。それがヴェネチアと似てるのかもしれないですね。
ちなみに、ストックホルムの人に「ヴェネチアみたいにゴンドラ流さないのか」と聞いたら
「いや寒いし、こんなとこで歌ってたら喉が凍っちまうよ。クレイジーなアイディアだな。」
って言われました。やはり、ヨーロッパの中の日本といわれるだけあって、イタリアのノリとは一線を画してます。
…
お、ちょっと気になりましたか?実は、スウェーデンはヨーロッパの日本と言われてます。
その所以はスウェーデンの人は本音と建前を使い分けると言われているからです。
ヨーロッパにしては珍しいですよね?「沈黙を恐れる必要なし」という言葉まであり、極度なボディラングエージを控える傾向にあります。
詳しく知りたい方は下のリンクに。
https://dent-sweden.com/northern-euro…/sweden/unwritten-rule
なので、経験上スウェーデン人と会話するときは比較的静かな会話ができます。(決してアメリカ人とかディスってるわけじゃないです)
ストックホルムに話を戻しましょう。この綺麗な町並みから、ジブリ映画、「魔女の宅急便」でも町並みが参考にされています。投稿と一緒にくっついてる写真には、その一例があります。
個人的には落書きがすごいんで、インディーズバンドのpvに出てきそうだなって思いました。(ジブリファンの皆さんすみません)
さて、歩き疲れたし(ストックホルムの公共公共機関は一律約500円なのでケチりました)寒いし、町並みの話はこれくらいにして食事にしましょう。
ストックホルムに来たときに、某るる○ぶなどの旅行ガイドにのってるのは、シナモンロール。
スウェーデン人はフィーカという、カフェでコーヒー飲みながら休息をとって友人などと語り合う習慣があります。優雅ですね。そこで食べるのがシナモンロール。
中には人の頭くらいあるとてもデカイものも。
アンパ○ンマンみたいに投げて復活させるんですかね。もし、シナモンロールパンマンとかいたら間違いなくスウェーデン人ですね。
そんなシナモンロールパンを自分も食べてみました。
思ってたよりもシナモンが強く、鼻にツーンと抜けるような刺激もありました。ですが、生地がふわふわでその刺激も気にならないくらい。美味しいです。
自分はその辺のパン屋で買ったんですが、それでも美味しい。ストックホルムきたら是非。
それからもうひとつ、ミートボールです。
まあ、IKEAでも食べられるんですが。
スウェーデンのミートボールは日本の一般的なものよりも大きくて、上にはクリームソースがかかっています。横にはマッシュポテト。
これに、リンゴンベリーと呼ばれる北欧の果実(野イチゴみたいに小さいです)のジャムをつけて食べます。
スウェーデンではポピュラーな料理で、基本レストランにはミートボールがあります。
しかし、せっかくなので自分はどうしても「観光客向け」ではない、地元の人が食べに来るミートボールが食べたい。
そこで、ストックホルムの市庁舎ツアー後に、ガイドさんにオススメのお店を聞きました。(市庁舎と全然関係ない質問ですみません)
そこが、こちらのNomad Swedish food & Bar。写真のミートボールはここで食べました。
北欧アンティークの光るおしゃれな店内は、自分たち以外はみんな地元民。繁華街から少し離れたとこにあるからかもしれません。
クレジットカードも使えますが、VISAとMaster Cardなので気をつけてください。
また、メニューは英語も表記されており、店員さんは英語が話せるので、もしわからないことがあれば気軽に聞いてみてください。
(とても親切ですよ!)
また、このレストランの隣にはホステルもあり、ここに宿泊する人は割引があります。
なかなかこの情報、他のサイトに載ってなかったのでよかったら参考にしてみてください。
そしてミートバール以外にもスウェーデン人のソウルフードとも言われるものがあります。
それが、ザリガニ
日本人には馴染みないですよね。ザリガニとか下水道の汚いとこにスルメ突っ込んだら釣れるくらいのものしか想像できないと思います。
実はザリガニ食べられるんですよ。しかもスウェーデンではかなりポピュラー。
ていうか、人気すぎて一時期絶滅寸前まで食いつくしたことがあります。(どんだけ好きなんでしょう)
そのため現在はザリガニ漁が夏の短期間のみ行われ、その時期にザリガニを食べまくります。
ソウルフードとか言いましたが、スウェーデンに生息するヨーロッパザリガニは高額なので実際ほとんどはアメリカと中国産なのは内緒です。
(間違ってもスウェーデン人に言わないように)
実際、スーパーに掴み取り状態でザリガニ大量に売ってました。
このザリガニを食べるザリガニパーティー。なぜかヨーロッパ料理では例外的にバリバリ音をたてて食べられます。ぐちゃぐちゃに食べるのが、旨いとのこと。
誰ですか、ヨーロッパでは日本人みたいに蕎麦をすするとマナー悪いんだぜ、とかいったのは。
ストックホルム国立博物館ではこのザリガニパーティーの様子を展示してました。ビール瓶は割れてるわ、そこらじゅうにザリガニの殻が散乱するわの無法地帯。
きれいに博物館に展示されてなかったら、ただのゴミ屋敷として認識されるでしょう。
というわけで、スウェーデン人に蕎麦すするのは行儀悪いとか言われたら、ザリガニはどうなんだって言ってやりましょう。
さて、このザリガニ無法地帯が展示されてるストックホルム国立博物館の近くにヴァーサ号博物館というのがあります。
この博物館には、スウェーデン人の魂ともいえる船が展示されています。
次回はそんな船の紹介を。食後の腹ごなしといきましょう。
↓次作